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アレルギーテストはどのような内容なのか?

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増えるアレルギー症状

厚生労働省の調査によると、日本人の約3人に1人は何らかのアレルギー症状があって、中でも花粉症の患者数は1500万人以上で、その予備軍は患者数と同数を上回ると考えられています。
花粉症は、遺伝子や環境問題、食品・食品添加物の問題などの要因が大きく影響しますし、地球温暖化の影響で花粉の飛散量が増加するとも予測されているのです。
その結果、花粉症の低年齢化と高年齢化が同時に進行する恐れがあって、今後も花粉症患者の増加は続くとみられています。

対策としては花粉症シーズンに症状が重篤化しないために、花粉の飛散し始める約2週間前から行なう初期治療が効果的で、約7割の患者がその治療効果を認めているのです。
ですから、花粉症が心配な方や何らかのアレルギー症状がある方は、初期治療が始まるまでにアレルギーテストを受けておくと、アレルゲンが特定できて予防や治療につながります。

アレルギーテストの内容

医療機関で実施されるアレルギーテストの内容は、まずアレルギー症状と症状のあった時期について調べる問診と、血液中のIgE抗体を調べる血液検査です。
この血液検査には血中の総IgEが多いか少ないかを調べるものと、花粉に反応するIgEを調べる検査の2つがあります。
そのほかのアレルギーテストの内容には、アレルゲンによる反応を調査する皮膚反応検査・鼻粘膜誘発テストがあるのです。
皮膚反応検査の内容は、皮膚の表面をひっかいて花粉のエキスにより刺激しその反応を確認します。
鼻粘膜誘発テストは、鼻の粘膜に原因とみられる花粉エキスがしみ込んだ紙を貼り付けて、その反応を確認するテストです。
それから、花粉エキスを点眼して目の反応を確認するテストや、ブラシを用いて目の粘膜などを採取して、顕微鏡でアレルギーを起こす白血球がないか観察する検査などを実施することもあります。
こうしたアレルギーテストや検査により想定したアレルゲンによる抗体の陽性・陰性、アレルギー発症の可能性・治療の必要性などを診断することになるのです。

ちなみにアレルギーテスト・検査は、一般的に症状があって受ける場合には、決められた範囲内で健康保険が適用されます。
しかし、症状がなくて検査やテストのみを受ける場合は実費になるので、どのような内容のテスト・検査をするのか医師とよく相談すると良いです。
花粉症かなと思ったら自己判断しないで医療機関にかかり原因をまず探り、自分に適した治療方法を見つけることが大切になります。