ヒノキの花粉も体の不調を引き起こすアレルゲン - 新宿駅から近い評判のよい耳鼻科ランキング!

menu

ヒノキの花粉も体の不調を引き起こすアレルゲン

HOME » 耳鼻科ランキング » ヒノキの花粉も体の不調を引き起こすアレルゲン

アレルゲンになるヒノキ花粉

花粉症というと真っ先にスギやヒノキの花粉を連想しますが、同じ花粉症でもアレルゲンとなる植物は人それぞれですし、体の不調の現れ方にも違いがあります。

スギやヒノキの花粉は、2月~3月に花粉症により不調が現れる人のアレルゲンで、春の花粉症の代表的なアレルゲンとして有名です。

ヒノキの木は一本の樹木に雄花と雌花が咲く雌雄同株で、スギと同じく風媒花なので雄花が作る花粉を風に運んでもらいます。

地域でスギとヒノキの花粉飛散時期は若干異なって、一般的にはヒノキの方が遅く飛散するのですが、近年ではほぼ同時期に飛散するようになっているのです。

また、その飛散量も年度や地域により、スギよりもヒノキ花粉の方が飛散量が多いといった現象も見られます。

ヒノキ花粉症もスギ花粉症と同じく、主な不調はくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどですが、その他目のかゆみ、頭がボーっとする、頭痛、喉や皮膚のかゆみやだるさ、不眠なども現れることがあるのです。

またスギ花粉症になっている方の約7割がヒノキ花粉にも反応するため、両方が重なることにより不調が重くなることがあります。

重度の不調を引き起こさないためにも、症状が出たら医療機関を受診すると共に、日常生活のなかでも花粉を極力避ける対策が必要です。

心がけたい対策とは?

体の不調を改善する花粉症のお薬とひと口にいっても数十種類もあって、どのような不調があるのかで処方される薬は異なります。

くしゃみ・鼻水型に対しては抗ヒスタミン作用の強い薬が効果的で、鼻づまり型は抗アレルギー薬だけでは症状が改善されないこともあるため、点鼻薬を併用すると良いです。

また、気管支喘息にも用いられるロイコトリエン受容体拮抗薬も処方されることが多いと言われています。

目の症状が強いタイプについては、飲み薬にプラスして点眼薬が使われるようで、どの症状が酷いのかで有効な薬の種類が異なるためピッタリの薬を見つけることが大事です。

一方、薬以外の対処法としては、とにかく花粉をつけない・持ち込まない・残さないということが大切になります。

マスクは花粉を吸い込む量を軽減する効果があるため、外出時のマスクは必需品ですし、帰宅時に玄関先で衣服の花粉を払って部屋に持ち込まないようにすることも大事です。

その他、洗顔・うがい・鼻洗浄により花粉を洗い流すのも効果的な対策になります。

それから、体調で症状が悪化することも考えられるので、風邪を引かないように注意したり、バランスのよい食事と十分な睡眠を心がけたりすることも大切です。